うちの会社は、身寄りのない方のお遺骨をお預かりをしているんですが、時折お遺骨を引き取りたいとお身内うの方が
来られとてもうれしく思います。 お預かりしている方々は、ほとんど福祉にお世話になっている人で、最初はお身内の
方がわからない方で、誰にも見送られずに葬儀をされる人たちで私共が真心をこめてお見送りをします。
葬儀が終わった後は、会社内で心ばかりのお通夜をします。 小さな祭壇にお遺骨を安置し、乾き物とお茶で献杯をして
暫くの間、故人について社員同士で話をし故人の冥福を祈ります。 それが終わると地下の安置所にてお預かりを
します。 ですからお身内の方が引き取りに来ていただけると、とてもうれしいのです。 引き取られて菩提寺などで
お気持ちのこもった葬儀をしていただければなおの事うれしいです。
お身内が、亡くなった時どのような形でもかまいませんから、お身内の方々で心を込めて葬儀をしていただけますよう
お願いいたします。
本日、91歳のおじいちゃんの葬儀がありました。
とても優しそうなおじいちゃんでした。 ただ91年間のおじいちゃんの人生を振り返るととても一言では言い表せない
物があるのではないかと思います。 「人それぞれと」言いますが、おじいちゃんの苦労というもがあったからこそ
お顔があんなに優しくなれるのだと思います。 私自身、葬儀のお手伝いをさせていただいて、葬儀の大切さを改めて
考えました。 家族葬・社葬・密葬の形ではなく、送られる方の思い、送る方の思いが葬儀になると思います。
私も最後の時は、あんなに優しい顔で旅立ちたい。 だからこそ日々の葬儀を思いを込めてさせていただきたいと思います。